おふくろの味。
入院して、病院食しか食べていない母のところに
毎日、うちで作ったお料理を、少しずつ差し入れしてた。
私が作った(これまであまり作り慣れていない) 魚やかぼちゃの煮付けを持って行ったら
一口食べて「わぁ♪ 家の味だぁ♪」と無邪気に喜んでた。
『私も、家の味が出せるようになったかな..?』などと、密かにほくそ笑んだ。
そんな日々が、数日続いて..
ある日、「今日は、何作るの?」と母に聞かれた。
その日は、夜に会議が入ってて遅くなりそうだったから
『んー。今日はお刺身かな?』と素直に答えた。
「ぇー。お刺身っておいしそうだねー」という母の言葉に
自宅に帰る前に病室に寄って、お刺身を届けた。
右手は使えないから、私が箸で掴んだお刺身を
一つずつ口元に持っていって、「あーん♪」として。
母の「おいしい♪」「すごくおいしい♪」「感激する♪」との多大な言葉に
『ぁ..。私の手料理(家庭の味?)じゃなくても、何でも食べられたらいいんだ..』と
現実を悟った夜。。
毎日、うちで作ったお料理を、少しずつ差し入れしてた。
私が作った(これまであまり作り慣れていない) 魚やかぼちゃの煮付けを持って行ったら
一口食べて「わぁ♪ 家の味だぁ♪」と無邪気に喜んでた。
『私も、家の味が出せるようになったかな..?』などと、密かにほくそ笑んだ。
そんな日々が、数日続いて..
ある日、「今日は、何作るの?」と母に聞かれた。
その日は、夜に会議が入ってて遅くなりそうだったから
『んー。今日はお刺身かな?』と素直に答えた。
「ぇー。お刺身っておいしそうだねー」という母の言葉に
自宅に帰る前に病室に寄って、お刺身を届けた。
右手は使えないから、私が箸で掴んだお刺身を
一つずつ口元に持っていって、「あーん♪」として。
母の「おいしい♪」「すごくおいしい♪」「感激する♪」との多大な言葉に
『ぁ..。私の手料理(家庭の味?)じゃなくても、何でも食べられたらいいんだ..』と
現実を悟った夜。。
by keko_m | 2013-07-25 01:18 | * family