美化。

三重県立美術館に、「ウィーン美術アカデミー名品展」を観に行って来た。
ルーベンス、レンブラント、ムリーリョ、ルーカス・クラナハ(父)..
この時代の絵って、華やかで美しくって 好き..♪

一部のお金持ちのために、彼らが 喜ぶものを描いてたから
本当に 画家の描きたかったものとは、ちがうかもしれないけど..。

a0027742_114584.jpg
「太った太った」などと、言われつつ..
この時代に生まれてたら
「まだまだ 痩せ過ぎ」とか
「お腹のたるみが たまんない」とか
言われてたのかしら.. と、妄想してみたり♪ (笑)

  <ルーベンス「三美神」>


a0027742_1184680.jpg
華麗な衣装やレースの美しさ
ほんのり上気した肌のつややかさ
銀食器やグラス、宝飾品のリアルさ
丁寧に描き込まれた 筆遣いに
ただ ただ、感嘆するばかり。

  <マイテンス「女帝マリア・テレジアの肖像」>


a0027742_1273939.jpg
質感、透明感、光、影..
平坦な板やキャンバスの上に
色の濃淡と筆遣いだけで表される その世界。
画家の技術や才能は もとより
その眼差しや感性に、思いを馳せる..

  <レンブラント「若い女性の肖像」>

伝えたいものを主に 描いてるから
ホンモノよりリアルっていうか..
アラがなくって、美しすぎる感じ。

そう。
恋に落ちてる人が、相手を見てる 眼差しに近いかも。(笑)


昔、ローマのスペイン階段で
画家の人に、お遊びで 描いてもらったことがある。
そこに 描かれてた私は、見事に美化されてて
というか、私っぽさのある イタリア美人に描かれてて..
嬉しかったけど、苦笑するしかなかった。

いろんな国の人に、描いてもらったら
それぞれの国の人になりきれて、楽しいかも〜♪
.. なんて思ったこと、覚えてる。


私のこと、好きだなんて 言ってくれる人の眼には
きっと、一見 私っぽさがあるけど
その人の視点で、美化された「私」に なってるのかも しれないな。

「すべてが好き」なんて 言う人より
「○○を、△△って考えるとこが好き」とか
「○○が、△△なとこが好き」とか
内面を 具体的に褒めてくれる人が、好きなのは
自分が そんなに素敵なひとじゃないって、わかってるから..。
[PR]

by keko_m | 2006-07-03 02:04 |  * murmur