初恋。
小学校3年生の頃、大好きな男の子がいた。
顔は、そんなによくなかったけど
アタマがよくて、優しくて、ほんわかとしてて..
彼がそばを通るだけで、胸がどきどきした。
ある日、ふたりで日直をすることになった。
恥ずかしくて、まともに顔を見ることもできなかった。
帰り道、友だちに聞かれた。
友)「けいこちゃん、○○くんのこと好きなの?」
け)『ぇ〜。ちがうよ』
友)「だって、なんか顔赤かったよ」
け)『ううん。ちがうよ..』
きっと、みんなにはバレバレだったのだろう。
その彼は、2学期に遠くに引っ越してしまって、それっきり..
平静を装っても、つい赤らんでしまう頬..
あまりにも、はにかんでいるような花を見て
淡い恋のことを思い出した。
エリアン・ジレという名の、少女の恋心を感じさせる薔薇。
〜 Eliane Gillet 〜
by keko_m | 2008-06-04 00:24 | * rose